2016/04/23分受験生大学受験英語講座授業のポイント!

土曜日19:00~20:30の新高3生大学受験英語講座の解説です。

今日の話題は大きく言えば社会学です。

細かく言えば幸福論。幸福論は授業でも言ったように、一時期流行ってました。
長文を読む前提として、今までGDPなどの経済指標で「幸せ」を考えてきたが、GDPが高い国や地域の人が「幸せ」かというと、そうでもないんじゃないか?ということがわかってきたということを知っておいてください。では、どういった尺度で「幸せ」を計測したら良いのだろうか?

入試問題ではそこで終わっている内容の問題が多いです。

今回我々が読んだ長文は、

「幸せ」をもたらす「原因」はわからないけど、「幸せ」かどうかは人に訊けるので、とりあえずデータを取っておこうよ。無いよりましでしょ?
おおざっぱに言うとそんな感じ。

「結婚している人は幸せだ」というデータがあるけど、「幸せだから結婚しているのかも?」というくだりは面白い考え方だと思います。

さて、設問自体はフツーです。実は特別難しくありません。

"relatively upbeat"や"chime with"の意味を、後の具体化した箇所から類推したり、"fret"の意味をandで結ばれた"become anxious"と同じような意味なんじゃないかと類推したり、本当によくある思考パターンです。絶対に身につけてください!!

また、L.43の"correlation is not causation"という意味も、":(コロンは「つまり」という意味です)"の右側で判断し、「相関関係は因果関係ではない」という意味まで持って行けると素晴らしいです。
上に書いた「「結婚している人は幸せだ」というデータがあるけど、「幸せだから結婚しているのかも?」」のお話しでしたよね?

また、"correlation is not causation"の部分が空欄になって、

That is because ( A ): it may well be that happy people are likely to be married, for example, rather than marriage causing otherwise miserable souls to celebrate the good things in life.

という問題も想定されます。空欄Aに入るのは何か?1~4か選びなさい、で、correlation is not causationを入れるなんて問題もすごくありそうです。

1と2の設問の和訳も載せておきます。

1.
a. 「ロバート=ケネディに励まされて,デイビッド=キヤメロンは国民の幸福度を測定する決心をした」第1段第3文には,ケネディの言葉を引用したとあるだけで,励まされたとは述べられていないので,不適当。
b. 「幸せに暮らしている独身者は結婚している夫婦よりも満足している」第5段第1文には,連れ合いのいる人々があらゆる人達の中で最も幸せだとあるので,不一致。
c. 「失業が人の幸福に大きな影響を及ぼすことがわかった」第6段第2文に,失業者はたいてい生活に満足していないとあるので,一致。
d. 「ある年齢で,子供は親に不満を抱き,口げんかする」子供が親に不満を抱き,口げんかするという記述はない。
e. 「熟練労働者は未熟練労働者よりも高い満足度を示している]熟練労働者と末熟練労働者との満足度の比較についての記述はない。
f. 「たとえ健康であっても,老年者は一般に若者ほど幸福ではない」第4段第2文に,健康な老人は若者と同じくらい満足しているとあるので,不一致。
g. 「カップルがどれほど満足しているかは,子供が何人いるかとはまったく関係がない」第5段最終文に一致。
h. 「連れ合いを失った人は離婚した人ほど安心していない」連れ合いを失った人と離婚した人の安心感の比較についての記述はない。第5段第1文参照。
i. 「多くの国では,人が引退直後に心配するのは普通である」第4段最終文には, 「最近退職したばかりの人たちは安心感を取り戻す」とあり,不一致。

2.
a. 「イギリス人の80%が生活に満足していて, 75%が人生には価値があると思っている」第3段第2文に一致。
b. 「スカンジナビア諸国は満足度と幸福度を扱ったOECD調査では傑出した順位であった」第3段最終文に,スカンジナビア諸国が調査結果表の最上位を占めたとあるため,一致。
c. 「貧困国の国民は,富裕国の国民と比べて,それほど幸福だと思っていない」第3段第3文に一致。
d. 「ロンドンが若く,多文化の都市なので,ロンドン市民は多くのプレッシャーを受けている」第6段第1文には,ロンドン市民がストレスを受けている理由として,老人の人口割合が比較的少ないからとあり,「若い」都市は正しいが,「多文化な」都市という記述はないので,不一致。
e. 「トニー=ブレアは首相だった時,政策を立てる際に幸福度調査を利用するのを避けた」最終段第1文に一致。

よ~く復習してください!
単語や構文ももちろんなんですけど、とにかく「どのように解答を出したのか」に注目してください!

#次回の教材です。(パスワードがかかっています)
Lesson03とLesson03単語リスト

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