2016/06/04分受験生大学受験英語講座授業のポイント!

今日は慶應の商学部の問題でした。
アメリカでは、たいして昔とは言えない頃に、才能のある人物が今ほど給与をもらえていない時期がありました。「CEO」と呼ばれる人たちが、質素な生活をしていた例が載っていましたね。(CEOの意味は大丈夫ですか?)
70年代になると、税金が安くなったり、社会が特権を持つ人(つまり才能のある人)に対して賛同を示すようになったり、才能のある人が、自らを価値ある人間だと気がつき始めて、収入が上がってきた。
そんな感じのお話でした。
(18)~(21)は、間違えちゃいけません!!間違えてしまった学生は、よ~く見直しをしてください。
(18)は、よくあるやつで、段落下の方の英文からヒントを得るものです。
選択肢のordinary their lives wereという語順にも注意してください。本文中は、
it was amazed by how [ (18) ].
となっており、how節の中身が問われています。
正解の選択肢の本来の語順は、their lives were ordinaryですが、howのせいで形容詞のordinaryがhowの右側に置かれるようになっています。
(19)は、その一つ前の文の仮定法過去完了に気がつくこと。
to build a pool he would have had to use his savings: “[ (19) ], so I’m getting along without the pool.
「貯金を使わなくてはならなかっただろう。(19)、だから、プールなしでやっている。」
仮定法過去完了は、「過去の事実に反する仮定」です。
「貯金を使わなくてはいけなかった」ではなくて、「いけなかっただろう」です。
(20)は、やはり一つ前の文を受けて、空欄の前が"yet"ですから、逆の意味になるようにする。
“I’m president of one of the largest companies,” he said, “yet [ (20) ].”
「社長なのに(yet)...」どうなるかを考えてください。
(21)はタイトルをつける問題。
本文中で述べられていたかということではなく、
「すべての段落に共通に述べられたこと=タイトル」です。
後の問題は、全訳などを参照して、よく見ておいてください。
(22) 1950年代の多くの経済学者たちは...と誤って予測していた
下線部(22)は、1950年代の多くの経済学者たちが、経済が成長して、誰もが教育を受けられるようになると、知識階級や専門職階級の経済的状況が悪くなると間違って予想していたという意味です。4の「経済が成長し、教育がより平等なものになるにつれ、専門職の給与は下がるだろう」が正解です。
1. 「より多くの才能ある人々がエリート職に就くようになれば、経済成長と政治における民主主義が促進されるだろう」
2. 「専門職階級の経済状況が落ち込むと、経済発展が終わるかもしれない」
3. 「民主主義は経済成長にとって望ましいものであるが、公立の大学には否定的な影響がある」
(23) 高いレベルの専門職の人々の隆盛は...を除く以下のすべてのことから説明できる
専門職の人々の収入が増えた理由は最後の段落で説明がなされています。税金が下がって、経済的に平等な状態への取り組みが忘れ去られることに世論が賛同するようになったという政治学者たちの指摘が説明されています。また、才能をもった人々が、自分たちの能力は希少で価値のあるものだと認識するようになったという点も指摘されていますね。
1.「課税率が下がったこと」と、2.「社会の考え方が変わったこと」と4.「才能が正しく評価されるようになったこと」は本文中に書かれていることです。3の「全体的に給与が下がったこと」については書いてありません。
(24)「本文は...ということを除いて、以下のすべてのことを暗に意味している」
1. 「税務政策は、平等な給与とは何かという社会の考えを反映している」
最後の段落で、政治学者が世論の変化を指摘しています。税金が下がって、経済的平等への取り組みが忘れ去られてしまったということしたよね?
2. 「専門職の増加とともにオーナーの力が強まった」
書かれていません。
3. 「ロックフェラーやカーネギーの子孫は財産を相続していた」
第3段落の冒頭に書いてあります。
4. 「経済成長をしている時期でさえ、給与が低いままの可能性はある」
第2段落にオルーク氏の事例が紹介されています。
(25) 第1段落~第3段落で、昔はアメリカの一流企業のCEOなど、専門職の人々であっても今ほど多くの収入があったわけではないという例が説明されています。1.の「高いレベルの専門職の人々が必ずしも多くの給与をもらっているわけではなかった」が正解です。2.「『勝者総取り』の経済は社会のすべての人々に恩恵をもたらす」、3.「経済学者だけが、専門職の改善された地位を理解していた」、4.「公立の大学が増えたことで、エリート専門職はダメージを受けた」はどれも本文の内容にに反しています。
(26) C氏やオルーク氏やロズウェル=マギルのような人々は、自分たちの本当の価値に『気づいた』と書くことで、筆者は何を言おうとしているか」
最終段落で、才能をもった人々が大金持ちになった重要なポイントについて、彼らが自分たちのもっている能力が、オーナーに好きなように使われているよりも、価値のあるものであると気づくようになったということが書かれています。3.の「才能をもった人々は、自分たちがもっと高い給与に値すると考え始めた」が正解です。
1. 「CEOや専門職の人たちは、もっと高い税金を要求し始めた」
2. 「オーナーたちは最後まで、高い給与を支払うことを拒絶した」
4. 「貴重な専門職への需要は.その供給を下回っていた」
上記はいずれも本文の内容にありません。
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