2016/02/06分新高3生大学受験英語講座授業のポイント!

土曜日19:00~20:30の新高3生大学受験英語講座の解説です。
今回は国公立の問題でした。つまり,記述の問題がメインです。
字数制限の無いタイプなので,少々解答しにくかったかもしれません。
お話の内容は...「女性の職場進出とその経済的効果」でした。
日本やイタリアなどの一部の国を除き,先進国では女性の労働人口が増えています。これは,先進国における労働の種類が,製造業などを中心とするものからサービス業などを中心とするものへと変化し,肉体的な負担の多い仕事が減ったためです。
実は,女性は新たに「労働人口」へ「進出」したのではなく,家事などの賃金が支払われない仕事に従事していたため,正式な統計に含まれなかったのです。つまり,「有給雇用の増加」という方が適切な解釈でしょう。
女性が有給雇用の方へ流れると,家事などがおろそかになると考えられていたが,それも家電が進歩したおかげで,懸念されなくなってきました。
こうしたことがあって,女性は世界市場において,労働者としてだけでなく,消費者,経営者,投資家として重要な地位を占めるようになりました。
しかし,一流の外科医や法律事務所の共同経営者などにおいては,女性は比較的まだ少数である。これは,女性が出世の階段をあまり高く昇ろうとしない傾向があることと,看護や教職など,比較的低賃金の職を選ぶ傾向にあることと関連がある。そのことも今後変わっていくだろう。
こんな感じの内容でした。
問1は簡単。
In 1950 only one-third of American women of working age had a paid job. Today two-thirds (1)do, ~
日付や時間の表現を文頭に置くと,「時」を対比する表現になります。しかも,2文ともSは分数で揃っていますね。だから,動詞も対応するだろうと考えます。下線部(1)のdoは代動詞と呼ばれて,繰り返しを避けるためによく使われます。対応している動詞はhad a paid jobですが,下線部(1)はdoと現在形なので,時制を合わせてください。
問2も簡単。
下線部(2)だけ見ないで,Sもちゃんと前にたどって見つけてください。
This has reduced the demand for manual labor and (2)made the sexes more equal.
下線部自体は,make + O + C (OをCにする)の構造になっています。SはThisですね。ですからThisが何かをさかのぼればO.K.です。
問3は知識問題かな?
a developed countryは発展された国なので,「先進国」,
a developing countyは発展している最中の国なので,「発展途上国」。
1つ前の段落に,developed countriesについて書いてありますものね。それを受けて,この段落は,In the (3)( develop ) world, too, more women now have paid jobs.と書いてあるので分かると思います。
問4は分詞構文ですよ。
Women have been particularly important to the success of Asia’s export industries, typically (4)( account ) for 60-80 % of jobs in many export sectors, such as textiles and clothing.
Women have been particularly important ~
S V C
これで文型は終了ですよね?第2文型(SVC)です。あとは前置詞句や副詞など,SVOCにカウントしないものばかりです。その後に動詞的要素(account)を置くわけです。左のSVCという文型を崩さないようにするためには,副詞の働きをさせなくてはなりません。そういう風に考えてください。
問5は構造的には難しくないです。
to some extent 「ある程度は」
問6も定番の問題です。
「具体的にどういうことですか。」と書いてあって,下線部の後に":"(コロン)がありますよね?コロンは「つまり」という意味で,これから左に書いたことを具体化しますよというサインです。ですからコロンの右側を書けばO.K.です。これ本当にありがちな問題。
問7
In America 140 women enter higher education each year for every 100 men; in Sweden (7)the number is as high as 150.
今度は“;”セミコロンですね。
“;” = “, so”とか“, and”とか“, but”の意味になると覚えておきましょう。
問1と似ていて,今度は場所を表す表現が文頭にいます。つまり,「場所」を対比させたいのです。ですからアメリカの140とスウェーデンの150とを対比させているのです。
問8
The main reason why (8)women still get paid less on average than men is not that they are paid less for the same jobs but that they tend not to climb so far up the career ladder, or they choose lower-paid occupations, such as nursing and teaching. This pattern is likely to change.
「下線部(8)のような状況を生み出している主な理由は何ですか。日本語で答えなさい。」という設問でしたよね?下線部(8)は関係副詞whyの節の中にいます。先行詞はThe main reasonでしょ?reasonって理由という意味ですよね?それがS。動詞は"is"でbe動詞です。be動詞は左と右がイコールになる文型,つまり第2文型(SVC)を作ります。
The ~ reason ~ is not that ~ but ~
S V C
not A but B(AではなくてB)の構造だったことに気がつきましたか?AとBの部分にthat節が入っているんです。「AではなくてB」ですから,当然B側が大事です。but以降を書けば正解です。
みなさんと初めて国公立の問題,つまり,記述の問題を扱いました。紛らわしい選択肢を選ぶより,書いてしまった方が実は楽です。国公立志望の学生は,早めに慣れてしまうと良いですね。
次回分の教材です。(パスワードがかかっています)
Lesson04.pdfとLesson02単語.pdf
単語テストと文法の確認テストもがんばってください。
色々と盛りだくさんで授業していきましょう!
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