(授業内容での思い出
 とにかく、淡々と長文を読んでいたという印象です。関口先生の授業は、決して受験の「近道」や「裏技」等を紹介するものではありません
 でした。とにかく長文を読み、それをどのようにかみ砕けばよいかを丁寧に解説して下さいました。私はそういう単調な授業がとても好きで
 した。
 関口先生の授業で最もよかったのは、「読み方」というより「考え方」に対するこだわりがあった点です。どんな「テクニック(?)」を習
 おうと、結局本番でやるのは最初から最後まで長文を読むことだけです。テクニックが効かないときも、意味が全くとれないときも、単語や
 熟語をど忘れしたときも解けるようにするには結局の所考え方が必要です。関口先生は「テクニック」なるものには一切触れませんでした
 が、こうした考え方はとても丁寧に解説して下さいます。「知識がないなら知恵を使え」とは先生が恩師から受け継いだモットーなのだそう
 ですが、この考え方が長文のみならず文法の学習や他教科にも波及し、ひいては現在の大学の学びにおいても私の武器になっています。
(関口先生について)
 関口先生は受講生一人一人に親身且つ熱心に接して下さった、面倒見のいい先生でした。ご自身は慶應義塾大学を愛し、生徒にも慶應進学を
 薦めていらっしゃいましたが、一方で、「大学は早稲田しか考えていません、慶應を受ける気はありません」と断言していた私に対しても親
 身に相談に乗って下さいました。個人的に早稲田大学の作文対策用に課題を出し、夜遅くまで添削して下さったこともあります。志望や現状
 と言ったことではなく、「ここに行きたい」という受講生の意思を何より重んじて指導して下さる先生です。
(志望校・学部・学科を決めた理由)
 父と祖父が早稲田の門をくぐっており、早稲田大学には基から興味がありました。その後実際にいくつかの大学を実際に見学した結果、自由
 で活発な早稲田の雰囲気に感動し、「自分にとって最も必要な成長が出来るのは早稲田しかない」と考えて早稲田を目指すことを決めまし
 た。また、私は日本人が空気のように無意識に使っている「日本語」に興味を持っていました。そして大学でも、学問として日本語を客観的
 に観察してみたいと思いました。そこで、早稲田の中でも「日本語学」を専門とする教授がいる文学部、文化構想学部を第一志望としまし
 た。
(将来の夢)
 学士号を取得後は、大学院を受験し、さらに学びを深めようと思っています。学部で学んだ日本語の仕組みを教育で実践し、将来は日本語教
 師として日本語を母語としない人に日本語の奥深さを伝える仕事がしたいと考えています。
(受験生活)
 私は高3になるまでろくに勉強もせず、成績も劣悪だったため、人に見せられるような成績になるまではとても苦労しました。学校で担任に
 無理だと言われ、親の風当たりも強かった夏前は特に辛い思いをしました。成績が少しずつ改善し始めても早稲田は遠く、中学受験で大失敗
 した記憶もあって、成功のイメージというものは全く浮かびませんでした。
 ただ、常に「何をしてでも早稲田がほしい」という思いに関しては私に勝る人間はいなかった自信があります。志望の強さだけが受験生とし
 ての私の取り柄だったと言っても過言ではありません。全国の猛者たちに差をつけることが出来たのは、最終的にはこの志望の強さのおかげ
 だったのかもしれません。
(勉強方法)
 特に他の人と違う勉強をした覚えはないのですが、英語に関して自分でやってよかったと思っているのは「文法問題集を3回解く」というこ
 とと「自分の志望校のものよりもやや難しい問題を解く」ということです。文法は繰り返しとくことで必ず長文読解に活きるようになりま
 す。また、苦戦しつつもあえて東京大学や、早慶でも看板である法学部や政治経済学部などの問題を沢山解いたことで、不思議と志望学部の
 問題が解けそうに見えてきた記憶があります。 
(後輩へ一言)

 受験生は志望校の合否や模試の点数、偏差値などといったもので自分の価値を決めつけら 
 れ、寂しい気持ちに度々襲われると思います。ですから、それに勝る勢いが必要です。
 「自分には無理そう」「私は偏差値○○しかないから・・・」などと考えるよりは、「成 
 績なんて悪いんだからしょうがないじゃないか」と、そして「行きたいものは行きたいん
 だからしょうがないじゃないか」というように発想を転換してみてはどうでしょうか。前
 向きで図々しい受験生になり、大学を吹き飛ばす勢いで向かってみて下さい。