どっちがどっち? 分詞構文2
( ) from the top of the hill, this island is very beautiful.
1. Seeing 2. Seen
今度はどっちでしょう?
( ) from the top of the hill, this island(S) is(V) very beautiful(C).
this islandがSでその次のisがV、こちらのSVの前には接続詞や関係詞が付いてませんからthis island is ~のが主節のSVということがわかります。
その主節の左側を作るのですから( ) from the top of the hillを副詞として考える…ここまでは前回の説明通りです。で、選択肢はどちらを選んでも分詞ですので副詞の働きで分詞ですから「分詞構文」だ!というとこも前回まで通り。
で、今回はどちらかというと、分詞構文は元々副詞節だったものを接続詞だの副詞節内のSだのを削除して文を作っていくものでしたよね?ですから元々の副詞節の英文に戻してみます。
[As it is seen from the top of the hill], this island(S) is(V) very beautiful(C).
※接続詞は意味を考えるのが面倒なので、とりあえずasをつけて考えましょう。
As節内のitはthis islandを指しています。ここから諸々削除して変形させます。

さて、ここまでは正統派の解説ですが、ちょっと違った視点で見てみます。
今回の分詞構文は、受動態の分詞構文ですよね?受動態の性質をご存じですか?
She loves you.
この英文を受動態にできますか?「彼女「は」あなた「を」愛している」という文を受動態にするわけですよね?つまり「愛される」という英文に変換するのですよね?すると、「あなた「を」」の部分を「あなた「は」」へと移動し、「be + 過去分詞」のかたちにして、「愛される」という形にします。わかりますよね?「彼女「は」」の部分はbyをくっつけて「彼女「によって」」という具合にして文末に回します。大丈夫かな?

「be + 過去分詞」とか「~される」とかいったことばかり注目されますが、構造的にはこういうことが起きています。
OのyouがSへ行きます。SだったSheにはbyを付けてしまったので「前置詞+名詞はSVOCにカウントしない」の原則によりSVOCにはノーカウントになってしまいます。「be + 過去分詞」の部分は1まとまりと考えてVにします。
するとできあがった文型は第1文型(SV)になりますよね?
You(S) are loved(V) by her.
「「能動態」→「受動態」へ変換をかけると、Oが1つ減る」という現象が起きます。これはいろいろなところで使えるので是非身につけておいてください。love自体は他動詞なのに、受動態にしてしまうと目的語がなくなってしまうのです。「他動詞なのに目的語がない」ということは原則あり得ないのですが、受動態にすると構造上、目的語が1つ消えるので実現します。
さて、最初の問題を見てみましょう。
( ) from the top of the hill, this island is very beautiful.
1. Seeing 2. Seen
seeが他動詞なのは知っていますか?空欄( )の後ろは「from ~ of ~」となっていますね。つまり「前置詞+名詞」だけが出てきます。
先ほども書きました、「前置詞+名詞はSVOCにカウントしない」の原則により、空欄( )の右側には目的語が出てきません。seeは他動詞ですので目的語がないなんてあり得ません。どういうことでしょう??
目的語がなくてはならない他動詞の目的語がない…そうか!受動態なら可能だ!
と考えて、あまり日本語訳などは考えなくても1発でSeenが正解だとわかります。こういう考え方で解答する問題は実に多いです。一瞬で解けますから必ず身につけておいてください。
どうでしたか?


