どっちがどっち? 節の見極め3

The day will come when you will realize it.

今度のwhenは何節でしょうか?The dayがSでcomeがVです。comeは自動詞ですね。ですからwhenは名詞節ではないです。名詞節なら働きが名詞なので、comeが目的語を取ることなってしまいます。

それでは副詞節でしょうか?comeで文型が終わっているので、もちろんその可能性もあります。ですが一点、副詞節を否定する語がwhen節内に存在しています。わかりますか?

それはwillです。こういう文法事項を耳にしたことはありますか?

「時」および「条件」を表す副詞節では、節内で未来のwillを使うことができない

(よくご存じの方もいると思いますが、時および条件を表す副詞節内でwillを使う用法もあります。ただここは「willは使えない」と言い切らせてください笑。)

名詞節だと文中で目的語になってしまってcomeが自動詞であることが崩れてしまう。副詞節だとすると節内にwillがあることが問題です。残りは形容詞節ですね。形容詞節は関係詞のことです。

The day will come [when you will realize it].

(君にも分かる日が来るさ。)

先行詞はSのThe dayです。形容詞節ですから働きは形容詞です。形容詞は名詞を修飾します。when節以外でこの文中に存在する名詞はThe dayです。ですからThe dayが先行詞です。

The day [when you will realize it] will come.

こう書いても良さそうなのですが、これですと、The dayからitまでが主語というか主部になります。これですと英語が嫌いなSが長い文になってしまいます。それを避けるためにSVを最初に書いてしまって、when節を後ろに置いた形です。倒置と言います。

時・条件を表す副詞節 → 節内will禁止!

先ほど、「時」及び「条件」を表す副詞節は、節内でwillが使えないと書きました。ちょっとややこしい文法事項ですが、「時」及び「条件」を表す副詞節は、「「時」及び「条件」を表す副詞節」という言い方以外に簡単な言い方がありません。ややこしいものはややこしいのです。ごまかせないんです。

×If the weather will be nice tomorrow, we will go shopping.

 (もし明日晴れたら買い物に行こう。)

上の英文のIf ~ tomorrowまでが副詞節なのはわかりますか?わからない人は今まで英語で相当苦労したでしょう。私もそうでした。単語の意味ばかり考えて、構造に目を向けてこなかったのではないかと思います。

上記英文にはSVの構造が2つあります。the weather will beとwe will goです。SVが2回出てくる文型はありません。ですから文と文を結ぶ接着剤があるはずです。それがifです。ifは接続詞なので、SVとSV(つまり文と文)を結ぶことができます。

接続詞(この文ではif)が頭についているSVはあとからこの文に接続された方で、最初からこの文にいたのは接続詞が頭についてない方のSV(この文ではwe will go)です。これを主節と呼びます。

文自体はIfから始まっているのですが、この文のメインはあくまで主節です。この文全体のSVはどこですかと訊かれたら、主節のSVを答えます。

 [If ~] we will go shopping. 主節が文字通り、メインです。

      [If ~]は主節よりも左側にいます。Ifから文が始まっているのに、この文のSVはあくまでwe will goの主節です。[If ~]の部分には意味はあるのですが、構造上SVOCにカウントしていませんよね?わかりますか?

 [If ~] we will go shopping.

 SVOCのカウントは[If ~]を無視してweから。[ ]はSVOCにカウントしていない

SVOCにカウントしない品詞は副詞です。ですから[If ~]は副詞の働きをしていることがわかります。

ここでちょっとしつこいような確認なのですが、副詞とか名詞とかいった品詞の名称は、1単語の時の名称です。たとえばこの文だと、tomorrowは「副詞」です。[If ~]は副詞の働きをしていますが、2単語以上あります。2単語以上で、ある品詞を表す場合は、「句」や「節」を後ろにつけて呼ぶようになります。[If ~]は副詞の働きをしていて2単語以上なので「副詞句」か「副詞節」という呼び方になります。

「句」と「節」はどう違うのかというと、2単語以上の中にSVが入っているどうかです。SVの構造が無ければ「句」、あれば「節」です。[If ~]の中にはSVの構造がありますので、「副詞節」ということがわかります。

 さて、ここでやっと[If ~]が副詞節であることがわかりました(長かった…)。[If ~]は副詞節の場合、「もし~なら」という訳になりますね?ですから「条件」を表しています。よって、この文の[If ~]は「条件」を表す「副詞節」であることがわかります。

「時」及び「条件」を表す副詞節内は、たとえ未来の内容であっても、willを使うことができません

×If the weather ×will be nice tomorrow, we will go shopping.

 (もし明日晴れたら買い物に行こう。)

 willが使えないので、現在時制で代用します

○If the weather is nice tomorrow, we will go shopping.

 (もし明日晴れたら買い物に行こう。)

説明が長くなりましたが、本当に理解しようとするとここまで考えて欲しいのです。

でも、こんな長い説明をきちんと理解するのは苦手な人には大変ですし、別の理由で正しく理解できない人も多いのです。

人間って人の話をあまりきちんと聞いてないんですよ。上記の説明は、長いし遠回しに聞こえるでしょう?だから中には勝手に「ifがあったらwillを使わない」なんて思ってしまう人がいるんです。

もし「ifがあったらwillを使わない」という文法事項なら、その方が簡単だからそう説明しますよ。こんなに長くワープロを打つのも大変なんです。

先ほど書いたセリフをもう一度。

「時」及び「条件」を表す副詞節は、「「時」及び「条件」を表す副詞節」という言い方以外に簡単な言い方がありません。ややこしいものはややこしいのです。ごまかせないんです。

どういうことかというと、[If ~]が「副詞節」の場合の文法事項なのですね。[If ~]の全てがwillが使えないのではないのです。

 I don’t know if the weather will be nice tomorrow.

 (明日晴れるかどうかわからない。)

上記の場合は、[if ~ tomorrow]までがknowの目的語になっているので(knowは他動詞だから目的語が必要。目的語の位置に[if ~]があるから[if ~]が目的語)名詞節です。(「名詞節」という用語は大丈夫ですか?「名詞」の働きをしていて、2単語以上でSVの構造があるものですよ!)

この場合は「名詞節」なので関係ないんです。未来の内容なので、そのままwillを使ってください。

if節が名詞節の場合、意味は「~かどうか」です。「もし~なら」は副詞節の時の意味です。「『~かどうか』と『もし~なら』って訳になるのか!両方覚えておこう!」ではありません。名詞節なら「~どうか」で、副詞節なら「もし~なら」です。ちゃんと場合分けして覚えてください。

今回は長かった…。

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