どっちがどっち? 知覚動詞のC

どっちがどっち? 知覚動詞のC

I heard my name (     ).

I heard someone (     ) my name.

1 calling 2 called

どっちをどっちに入れるのでしょう?

基本5文型を勉強すると、「知覚動詞」という文法事項を目にします。

「知覚」を表す動詞なら、何でも「知覚動詞」ということになるのですが、そう考えるよりも、「知覚を表す動詞が、ある使い方をすると特別に「知覚動詞」と呼ぶ。」そういう文法事項であると考えてみてください。

see / hear / noticeなど + O + C(do / doing / p.p.)

I saw him cross the street.

(私は彼が通りを横切るのを見た。)

I(S) saw(V) him(O) cross(C) the street.

上の文はseeという動詞を使っています。もちろん「見る」という動詞ですから「知覚」を表しています。このseeは第5文型(SVOC)の使い方で、Cに原形不定詞(do)や現在分詞(~ing)、過去分詞(p.p.)が入る用法です。OとCの間に主語・述語の関係があります。この英文の場合は、「OCするのを見る」というような和訳になります。

この形になる動詞の「用法」のことを「知覚動詞」と呼んでいると考えてください。つまり、seeは知覚動詞だから、必ず上記英文のように使わなければならず、その用法が唯一であるということではありません。I saw him yesterday.なんて文はSVOの第3文型です。We saw that he got well day by day.このようなthat節をOとして使用する用法も、特別「知覚動詞」とは言いません。「知覚動詞」という特別な動詞があるというよりも、便宜上、seeの「知覚動詞用法」だと考えてみてください。

(A) I saw him cross the street.

(私は彼が通りを横切るのを見た。)

(B) I saw him crossing the street.

(私は彼が通りを横切っているのを見た。)

(B)の例文のように、現在分詞をCに置いて使うこともできます。現在分詞(~ing)は「行為の最中」というイメージなので、彼が通りを横切っているのは目にしたのですが、横切り終わるところまでは目にしていないという感じです。(A)は横切り終わったところまで目にしている感じです。先ほども書いたように、OとCとの間に主語・述語の関係があります。

(C) I heard my name (     ).

(D) I heard someone (     ) my name.

1 calling 2 called

それでは問題の上記(C)と(D)ではどうでしょうか。「知覚動詞」ではC(補語)に原形不定詞(do)や現在分詞(~ing)、過去分詞(p.p.)がそれぞれ入っても良いので、Oとの関係でCをどれにするか選びます。ここで一番まずいのは…

(C) I(S) heard(V) my name(O) (     ). ← ( )にはCを入れる。選択肢はcallingかcalled。

えーと、Iが「私」で、heardが「聞いた」で、my nameが「私の名前で」…で空欄はcallingかcalledか…あっ、そうか「名前『』呼ぶだからcallingだな。オーケー!」ってやってしまうことです。

「名前が呼ばれるからcalledが正解だよ」と告げると、「えー、だって先生はCに原形とか~ingも入るって言ってたじゃん!うそつき!」といったような反応をされます笑。

おそらくこの辺は皆さん悩んだことが一度はあるのではないでしょうか。解説をきちんと聞いてものにしましょう。参考書・問題集・先生の解説等で、「OとCとの間には主語・述語の関係があります」とか「OCする・Cされる」とか、そういう形でこの知覚動詞などの第5文型(SVOCの文型)を教わってきませんでしたか?どうでしょう?

OとCとの間には主語・述語の関係がある」、「OCする・Cされる」という解説には大事なポイントが隠れています。第5文型(SVOCの文型)のOは、確かに目的語なのですが、「O『を』」と訳してはダメなんですね。なぜかって?「OとCとの間には主語・述語の関係がある」、「OCする・Cされる」というセリフを今まで何度も聞いてきましたよね?それでもなかなかそう考えられないんですよね。「OとCとの間には主語・述語の関係がある」んですよ。「OCする・Cされる」って訳すんですよ。だったら「O『』」って訳さないとダメじゃないですか。先ほど(C)の英文を考えたよくある学生の例をもう一度見てみましょう。

(C) I heard my name (     ).

えーと、Iが「私」で、heardが「聞いた」で、my nameが「私の名前で」…で空欄はと…あっ、そうか「名前『』呼ぶだからcallingだな。オーケー!」

「名前『』」とやってしまったことが最大のミスです。「名前『』」とすべきでした。だって「OとCとの間には主語・述語の関係がある」んですよ。「OCする・Cされる」って訳すんですよ。それなのに皆さんは「名前『』」ってやってしまうんです。何の疑問も抱かず、勝手に。だからうまくいかない。

(C) I heard my name (     ).

    これは「名前『』」「呼ばれる」のだからcalledなんです。「名前『』」の「」は固定です。勝手に「を」に変えてはいけません。

(D) I(S) heard(V) someone(O) (     ) my name. ←空欄にはCを入れる。

    こちらは「誰か『』」「呼ぶ・呼んでいる」ということになりますので、call / callingが正解になります。

「OCする・Cされる」です。お間違いなく!

どうでしょう?文型を学ぶ意義がわかってもらえましたか??

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