どっちがどっち? 分詞構文

(     ) a policeman, he ran away.

1. seeing                 2. seen

これから何回かに分けて、分詞構文を扱います。

分詞構文の説明をする前に、そもそもフツー分詞の役割や使い方はわかっていますか?

・フツーの分詞

分詞は基本的には形容詞です。ですから、普通の形容詞と同じように名詞を修飾したり、補語になったりします

フツーの形容詞

1. She(S) is(V) beautiful(C).

(名詞を修飾していない形容詞はC)

2. She(S) is(V) a beautiful lady(C).

(後ろに名詞のある形容詞はその名詞を修飾)

2.の文の場合、beautifulは修飾語なのでSVOCにはカウントしない。beautifulの後ろにある名詞は「名詞があったらSOCにカウントする」の原則により、Cになる(S=C、S≠Oによる。be動詞はA is BでA=Bだから、第2文型(SVC)の代表例)。

分詞も形容詞ですから上の2文と同じように、形容詞の働きをします。

1. He(S) is(V) bored(C).

(彼は退屈している(彼は退屈させられている)。)

2. He(S) is(V) a boring man(C). (彼は退屈な男だ(彼は退屈させるような男だ)。)

boringはmanを修飾する形容詞の働きで、SVOCにカウントしない。名詞のman自体がCになります。

3. The dog(S) barking over there is(V) mine(C).

(分詞の後置修飾。形容詞の働きをするものが2単語以上になると後ろから前の名詞を修飾します。)

上記のものは「分詞」です。分詞構文も「分詞」なのですが、働きが違います。分詞構文とは、「分詞の副詞的用法」のことです。

フツーの分詞は上で見たように形容詞の働きをします。分詞構文は副詞の働きをするのです。

前置きが長かったですが、もう少し前置きをします。まず、分詞構文は、「副詞節を書き換えたもの」と考えてみてください。以下のように図解します。

この英文のSはどこでしょう?見かけ上、Sは2つあります。S1とS2です。単語としては、どちらもheとなっています。Sが2つでてくる文型はありませんよね?

ここでは接続詞WhenをつけたS1と接続詞も何も付いていないS2とあります。Whenという接続詞、つまりは文の接着剤をつけた方は、元の文に後から付け加えたものです。S1の方の文ですね。元からいる方の文、接続詞も何も付いていない方の英文の方を「主節」と言います。文字通りご主人様です。上の図ですとS2の方の文です。主節の文にWhenという接続詞をつけて2文を結んだわけです。

英文のSは主節のSを指します。つまり、S2の方の英文です。Whenの節はS2、つまり主節のSよりも左側にいます。「この英文のSは何か?」と訊かれたら、主節のSを答えます。ですからS2の方のheがこの英文のSとなります。

Whenから英文が始まるのに、[ ]を素通りしてS2を主節のSとするわけですから、Whenから始まる[ ]の部分はSVOCという視点からは無視をしていますよね?わかるかな?

そうなると、[ ]の部分は副詞節だということがわかります。なぜかって?SVOCにカウントしない品詞は副詞だからです。長々書いてますけどついてこられるかな?大丈夫でしょうか??実はこの形は多いですよね?[接 S1 V1], S2 V2.という文の形多いですよね?これ、特殊な事情がなければみんな副詞節です。

さて、やっと本題です。分詞構文は副詞節を作る接続詞を削除してしまう文法事項です。上の図でもWhenが削除されていますね?

接続詞を削除すると、英文法上最大の文法違反がなされてしまいます。「カンマでSVは結べない」という文法ルールがあるのです。接続詞を削除するだけですと、この最大の文法違反となってしまいます。

よく見てみると、副詞節内のS1と主節のS2は同じheです。こちらとしては、なるべくSVを減らしたいんです。だって接続詞切っちゃったからね。カンマでSV結べないからSVを一つなくしたいじゃないですか。ですからS1とS2が共通の単語なら、1ついなくなってもわかりますよね?主節の方はご主人様だからいじっちゃダメですよ。副詞節の方は後からおまけで来た方ですからそちらの方のSも接続詞と共に削除します。つまりS1を削除ですね。

それでもVが英文内に2個にありますからこれもなんとかしないといけません。そこで何でかはわからないのですが、動詞を~ing形にします。~ing形にすれば動詞ではなくなりますよね?元々動詞でしたけど、~ingつければ別の品詞になります。~ingで名詞の働きをしているのなら「動名詞」~ingで形容詞の働きをしているのなら上記に書いた「分詞」~ingで副詞の働きをしているのなら「分詞構文」です。

こんな感じで作ります。

説明長いですよね?でも細かいこともせっかくだから考えてみましょう!

さっきのこと、ちょっと言い換えてみましょうか。~ingという文法事項があって、~ingの名詞的用法が動名詞です。~ingの形容詞的用法が分詞、~ingの副詞的用法が分詞構文です。元は動詞だった単語に~ingを付けると、名詞、形容詞、副詞として使うことができます。

おつかれさまでした!

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