どっちがどっち? 節の見極め6
It is true that he told me the story.
(彼が私にその話をしたのは本当です。)
このthat節は何節でしょうか?ItがS、isがV、trueは形容詞です。1単語の形容詞は原則、「前から後ろの名詞を修飾します。」「前から後ろ」が大事です。英語の解説を受けるときは、「語順」のお話には敏感であって欲しいです。英語は語順で意味を決める言語だからです。
「前から後ろの名詞を修飾」するはずなのですが、後ろには名詞がありません。このtrueには修飾先がありません。「名詞を修飾していない形容詞は補語になる」という規則があります。ですからtrueはCだということがわかります。SVCの第2文型ですね。
It(S) is(V) true(C) [that he told me the story].
文型が終了した後に出てきたthat節なので、副詞節かも…という感じですね。
ちなみに形容詞節ではありませんよ。形容詞節は関係詞の作る節です。thatが関係代名詞であるならば、形容詞節なので名詞を修飾してなければなりません。先行詞という名詞を修飾してないといけません。先行詞の位置にいるのは名詞ではなく、形容詞のtrueです。つまり関係詞ではありません。よって、形容詞節ではありません。
副詞節のthatですと「名詞以外の品詞を修飾」しなくてはなりません。副詞は名詞以外の品詞を修飾するからです。前回やったso ~ thatの構文をもう一度見てみましょう。
He looked so disappointed that I didn’t know what to say to him.
(彼はあまりにがっかりした様子だったので、なんて声をかけたらいいかわからなかった。)
どれほどdisappointedだったのか、その説明という感じですね。disappointedを修飾しています。
I was glad that Bob passed the exam.
(ボブが合格して嬉しかった。)
こんな英文もそうですね。どれほどgladだったのかを説明しています。形容詞のgladを修飾しています。
もう一度問題文を見てみましょう。
It is true that he told me the story.
(彼が私にその話をしたのは本当です。)
この英文は、どれほどtrueだったのかの説明になっていませんよね?trueを修飾しているとは言えません。
形容詞節でもない。副詞節でもない。それなら名詞節だということになります。
「えー!でも文型が終了したのだからもう名詞は出ないでしょう?名詞があったらSかOかCになってしまうじゃないですか!」
こういう反論ができるのなら相当わかってきています。そうですね。その意見も一理あります。
実はこれ、お気づきの人も多いと思いますが「形式主語構文」というやつです。主語にthat節が来て、動詞の補語がis trueとなる英文です。
That he told me the story is true.
これでも良さそうなのですが、英語はSが長い英文を嫌います。そこで仮にItをSに置き、後ろに長くなったthat節を置く用法です。Itのことを「仮主語」、that以下のことを「真主語」と呼ぶ呼び方もあります。
仮であろうと真実であろうと、主語は名詞しかなれませんからthat節は名詞節ということになります。
ちょっと回りくどい説明だったかな?


