どっちがどっち?関係代名詞のwhat or 接続詞のthat?

よく、「もの」とか「こと」とか言う意味を中に含んでいる関係代名詞なんて説明がされます。

「彼が言ったことは本当です。」を英語にしてみましょうか。

The thing [which he said] is true.

[ ]内が関係代名詞の節です。「関係代名詞」でも「前置詞+関係代名詞」でも「関係副詞」でも、節の役割は先行詞を修飾する「形容詞節」です。「先行詞」という名前が付いていますが「先行詞」とは「名詞」です。名詞を修飾するのですから「形容詞節」を作ります。

The thing [which he said] is true.

 [ ]内は形容詞節。saidの目的語が抜けているのは関係代名詞(関係副詞は抜けない)だから。

このように考えてみたらどうでしょう?「彼が言った『こと』」「彼が読んだ『もの』」「彼が食べた『もの』」「彼が見た『もの』」…このように「~した『こと』or『もの』」というフレーズはよく使いますよね?そのたびにthe thing whichとするのはちょっと面倒です。だからこれを一つにまとめてしまいましょう、ということで以下のようにします。

the thing which = what

whatだけで、1単語だけですませてしまおうということです。そう考えてみてください。

The thing [which he said] is true.

[What he said] is true.

これでwhatを使った英文が完成しました。ところがwhatを使ったせいで、ちょっと構造に変化が起きました。

The thing [which he said] is true. 

The thing がS、[ ]は形容詞節

[What he said] is true.     

  [ ]がS、Sは名詞しかなれない→[ ]は名詞節

普通の関係詞と大きく違うところはココです。普通の関係詞は「形容詞節」を作ります。ところが関係代名詞のwhatは「名詞節」を作ります。

「だからなに?」って思いますか?作られるのが「名詞節」ですよ。ですから文中でSかOかCになります。上記英文でもSになっていますね。英文の骨格というか骨組みとなります。普通の関係詞節は「形容詞節」なのでただの修飾語です。

さて、節の働きが違うことは説明をしました。もう一度whatを使った英文を見てみましょう。

[What he said] is true.

whatは「関係代名詞」の出身です。元がthe thing which ~だからです。「関係代名詞」のご出身なので、やはり節内に「抜けがあり」ます。saidの目的語が無いように見えますよね?

whatは「関係代名詞」だから節内に「抜けがある」。でも「関係代名詞」なのに「形容詞節」ではなく「名詞節」を作る。そういうのがwhatです。「名詞節」なので先行詞がいません。the thingという先行詞がwhatの中に入ってしまったとでも考えてみてください。

名詞節を作るものには関係代名詞whatだけでなく、普通の「接続詞」でも「名詞節」を作れます。thatなんかが代表的ですね。I know that ~とかI think that ~とかのthatです。ちゃんと英文にすると、I know [that he is a singer].なんて形になりますね。ココでのthatは「接続詞」です。「関係代名詞」ではありません。先行詞が無いからです。knowが先行詞じゃないかって?違います。先行詞は「名詞」でなくてはなりません。knowは動詞です。what(とその他の特殊なもの)以外の「関係代名詞」は「形容詞節」を作るので、後ろから「名詞」にかからないといけませんね。動詞のknowにはかかれません。「接続詞」は「関係代名詞」ではないので「抜けがありません」

I know [that he is a singer].

knowは他動詞だから目的語を取る。目的語の位置に[ ]がある。だから[ ]は目的語だ。目的語は名詞しかなれない。だから[ ]は「名詞節」。

ただこのthatは「接続詞」であって「関係代名詞」ではありません。ですから抜けはありません。

ここまで長かったですけどいいですか?

さて、ここではじめて2.の英文を見ましょう。

2. [( ) he said so] is true.

この場合、[ ]がSで名詞節。[ ]内は、saidの目的語がsoという代名詞で示されています。whatは「関係代名詞」なので、[ ]内はSまたはOの抜けがなくてはいけません。でも[ ]内はちゃんと文型に必要なものがそろっています。

なのでここは「接続詞」のthatを入れるのです。

2. [That he said so] is true.

以下のように形式Sを使っても書くことができますね。

It is true [that he said so.]

1. What he said is true.

「彼が言ったことは本当です。」

2. That he said so is true.

「彼がそう言ったのは本当です。」

うまく整理ができましたか?

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